ta29kuのブログ

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28年目の始まり

今日で27歳になった。

 

去年までは、誕生日になるとどことなくソワソワしていたが、今年はなんだか落ち着いているというか、冷めているというか。

‘アラサー’と呼ばれてもおかしくない歳に突入して、誕生日が特別なものという感覚が薄れてきたのだろう。

 

とは言いつつ、少しは気にしている自分もいて、まだまだ子供なのかもしれない。

 

これまでの27年間を振り返ると、ただただ刹那的に生きているなとつくづく思う。そのくらい、これといったエピソードや人生のきっかけとなった出来事がない。

 

高校生までただただ野球に明け暮れた…とキーボードを叩いたが、最も情熱を注いだ野球についても正直良い塩梅でやってきた。そこそこ野球ができて、練習試合でもそこそこ結果を残して、大会でもそこそこ活躍した。でも、所詮はそこそこの男。反骨心も何もなく、今思えばその辺の高校球児と同じモチベーションで、もっとやれたという後悔しか今はない。

 

勉強だってそこそこ。運良く指定校推薦で大学へ行ったが、もしあの時選考で落ちていたら…どうなっていただろうか。

(目の色変えて必死にやっただろうか…)

 

大学に入っても、今思えばなんてことない厳しさから逃げて野球部を退部。あのまま続けていれば…多少なりとも芯のある男にはなっただろう。

 

そうだ。自分には芯がない。一本軸になるものがない。信念がない。

だから、常に他人の顔色を窺い、周りにただ流されているだけの人間なのだ。それでいて、マイペース。

 

今の自分を見て、誰が信用してくれるだろう。憧れるだろう。魅力を感じるだろう。

 

自分が憧れる人は、視野が広く、思慮深く、芯がある。

 

自分には、それがない。

それを得るためには、まずは‘あの時野球部を辞めたから’という言い訳を捨てることからだろう。

 

‘これまで’を悔いてもしょうがない。

‘これから’を見るしかない。

 

今日も、調査書の処理が遅いことや課外のところで無計画さ、遅さを痛感した。

それで迷惑を被るのは自分じゃない。生徒だ。

 

それをとにかく自覚して、そして行動に移さないと。

本当に、生徒に注意している場合ではない。どの口が言っているんだ。

 

この1年は、社会人としての当たり前を身に付ける1年にする。もういい加減、子供から脱却する。

 

そして、刹那的に日々を生きるのではなく、先を見て仕掛ける。能動的に動く。

 

10年後に、この1年が人生のターニングポイントと言えるような、そんな1年にする。